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† 世界 †

旧暦20世紀初頭、世界を巻き込んだ大戦があった。
国々が消耗し、戦況が泥沼の様相を呈していた時、大国の中では唯一の中立国として沈黙を守ってきた聖アシュル帝国が決起。周辺国をその傘下に置き、勢力図が一変したことで戦渦は急速に沈静化した。
(その年の暮れ、聖アシュルの仲介で調停の場が設けられた。聖アシュルは帝国紀元の聖暦465年を大戦終戦の年として調停文内に盛り込み、旧暦を廃し、聖暦へと移行する旨を公示した。それに異論の声を上げられるほどの力を残した国は、もはやどこにもなかった)
今や目覚めた獅子となった聖アシュルの存在は、国々の間に表向きではあれ、自重と平和をもたらした。

大戦より過ぎること75年。
聖暦540年、かつて聖アシュルの衛星国のひとつであった砂漠の国ハダルで、物語は始まる。

† ストーリー †

長年、日銭を稼ぎながらハダルの地方を転々としてきた主人公。
ある日、首都アルダーバンに立ち寄ったところ、騒動に巻き込まれ、訳もわからぬうちに拉致されてしまう。
気が付くと見知らぬ部屋に一人、拘束されて身動きが取れない。部屋へ入ってきた白髪の男に主人公は食ってかかるが、軽くあしらわれて逆に仕事の話を持ちかけられる。
「ある方のダブルをやってもらいたい」「ある方の姿や言動を真似、必要な時は『本人』として人前に出る。報酬に加え、生活のすべてはこちらで面倒を見る」。
あきらかに普通の仕事ではないと警戒する主人公。そこへもう一人、男が現れる。
その顔は、まるで鏡でも見るかのように自分と瓜二つだった――。

Double_me ダブルミー